こんにちは
演劇楽しい鍛治本です。
昨日は七夕鍛治本ワークショップ。
いつもより、皆さん一人ひとりの目標がはっきりしていたので、全体的な話よりも個別な事柄に注目して話し合えた気がする。
鍛治本合同ワークショップでいつもどんなことしてんの?と気になってる方が結構いらっしゃるみたいなので、ざっくりとした内容をご紹介(個人はまた別です)
まずはみんなで自己紹介。
自己紹介といっても僕が気になることをばんばん質問するのでインタビューに近い。
面白いことは別に求めてません。そのハードル僕自身が一番苦手なやつだから。
緊張するでしょうが、自分のことを自分自身で話すのは、一番シンプルな表現活動です。
大体これを見て、密かにその日のメニューを決めています(知らなかったでしょーうっしっし)
身体が固い鍛治本による、身体が固い人なりの体のゆるめ方です。
普通のストレッチでは身体が固いと余計に緊張して逆効果になっちゃう場合が多いんですよねぇ。
腹式呼吸で横隔膜を動かして、おまけに内臓もゆるめます。
内臓が固まっていると、感情が動きにくい気がします。
「肚(はら)を割って」「肚が据わる」「腹に据えかねる」
肚、腹って内臓のことですよね。
先人も肚に感情が関係するって思ってたんでしょうね。
深くなった呼吸で声を相手に届けます。
でも発声練習って緊張するのでやりません。
緊張は発声の敵なので。
音の方向と距離感をしっかり意識するだけでも声の届き方は変わってきます。
思いやりを持って、届いてほしいという気持ちを持って発するといい音が届くようになるから不思議です。
人間も動物なので、お互いの色んな生体反応を無意識に拾ってコミュニケーションしています。
会った瞬間に言葉を交わしてなくても、あ、なんか今日機嫌悪そうだな。。。とかって感じますもんね。
そこに意識的になるようなことを手を替え品を替え。
セリフの言い方にばかり気を取られている人にはおすすめ。
初めてセリフを読む人もプロ志望も関係ありません。
技術なんてどうでもいいのです。
みなさんどんどん素敵になるから、みんなで盛り上がります。
僕が楽しみすぎてへとへとになるので、ご飯を食べに行きたいと駄々をこねます。
話が尽きません。
結局最初人見知りしてた参加者のみなさん、僕そっちのけで仲良くなって帰っていきます。
演劇楽しい。。。
身体器官の話だったり、発声のしくみだったりの話は、はっきりとした事実がそこにあるので、丁寧に分かりやすく説明できるように心掛ける。
お芝居、セリフを読むというところでも、なるべく感覚の問題にしたくなくて、身体の中でどういうことが起こっているのか、その状態に持っていくのに、具体的にどんな作業が、事前に、その場で行われているのかを、ちゃんと言葉にしたいと思っている。
でも、これがなかなか難しい。
最終的には感情を扱うものだから、感覚的な表現やイメージに頼りがちになってしまう。
だからやっぱり僕が一番勉強させてもらっているんだと思う。
言葉を使って感情を扱う仕事をしているのに、それが言葉で説明できないのは、すっきりしない。
演劇がもっと日常に浸透するためには、ちゃんと分解して伝えられることは絶対必要になってくる。
というわけで、来週のワークショップも言葉を尽くして頑張ります。