演劇配信のためのワークショップ

おはようございます
鍛治本です。

昨日は、たすいち「春の短編まつり」映像配信でお世話になった小林勇太さんの映像配信にまつわるワークショップに参加してきた。

参加した理由はいくつかあって、

一つ目は、たすいちでの配信で劇場舞台を使って映像配信するという形での小林さんのクオリティに感動したこと。

二つ目は、知らないより知っていた方が絶対良いから(これは小林さんも言っていた)

僕が劇団育ちなのもあるかもしれない。

僕が所属するキャラメルボックスは、僕が入団当時、劇場での設営(いわゆる仕込みってやつ)には、出演していない劇団員も参加していた。

入団すると、衣装、小道具、舞台(大道具)、照明、音響、など各セクションに振り分けられ、プロのお手伝いをしながら、機材のことや、それぞれのセクションの特性、流れを怒られながら覚えた。

最初は、これが分からないことばかりだし、現場はやたら殺気立っているし(安全の為に)で、苦手だった。

けど、段々と仕事を覚えて、スタッフさんのお芝居との関わり方などにも触れて理解が深まると、本番でお芝居をしている時にも、それらのことに気が配れるようになった。

もちろん、プロではないし、本番は芝居に集中するので、やれることは少ない。

でも一番良かったのは、「ひとりで芝居をやってるんじゃない」って分かったこと。

話が遠回りしたけど、劇場で起こるあらゆることがお芝居をお客さんに届けるということに関与している以上、そこに対する知識は、無いよりあった方がいいし、興味を持っていたいという思いがある。

そして、実際のワークショップ。

電化製品は叩けば直る世代(どんな世代だよ)の僕でも理解できるとてもとても丁寧な説明で、しかもなんと、小林さんが実際に現場で使っている機材(絶対に叩いたらダメなやつ)を、参加者に触らせてくれるという大盤振る舞い。

この有料級のワークショップを無料(投げ銭)でやる、という姿勢に頭が下がるし、これからの舞台配信について並々ならぬ想いを感じた。

個人で配信するという予定は今のところないし、役者としては、まずちゃんとお芝居をする、という根っこは変わらないけど、昨日のワークショップで、自分が舞台上にいる時のちょっとした振る舞いで表現のバリエーションが増えるなと思ったポイントが沢山あった。

小林さん、ありがとうございました!

役者として全方位に興味を持って暮らしていきたい。

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