おはようございます
鍛治本です。
今日は、1日、事務所の養成所、アニモ・アクターズ・ソースの講師をやってきます。
今期入った皆さんとは、はじめまして。
毎回やるたびに、自分が誰かに何かを教える立場にあることが信じられない。
けど、教えることは端から放棄して(おい)、伝えることが大事だと思ってます。
なんでって、目指すべきものっていうのは、往々にしてシンプルだから、経験の有無は関係なく、案外すぐ分かるもの。
あそこに高い山があるってこと、とその山頂を目指すってこと、は誰にでも分かることで、その登り方が何千通りとあるし、難しいってだけ。
僕ができるのは、その登山口に立つ時に必要最低限の装備を揃えること。
どの登山道を通るとしても、それがなきゃ登れないし、死んじゃうぞ!っていうことぐらいかなと思ってる。
あと、そこ、山頂じゃなくて、ただの小高い丘だよ。ってところに行くのも気をつけてあげたい。
小高い丘は少し眺めがいいもんだから、登ってる気になっちゃうけど、その先に山頂に続く道はなかったりする。
僕は役者はじめて、10年ぐらい登山口さえ分からずに、周りをウロウロしていた(よく辞めなかったな)
だから、登れない人の気持ちはよく分かる。
だけど、人は物事を自分の都合の良いように見始めるから、これからやってやるぞっていう新しい人たちと話すのは、僕にとっても貴重な体験になる。
とにもかくにも、山頂(雲にかくれてて今は見えないかもしれないけど)を見据えて、登る覚悟を持つこと。
いってきまーす。