こんばんは
鍛治本です
今日は3月11日。
東日本大震災から9年が経った。
14時46分に黙祷。
僕はあの瞬間自分の部屋にいた。
キャラメルボックス本体は銀座で公演中。
数ステージの休演を余儀なくされた。
エンタメ業界の中でもいち早く再開を決め、再開当日僕は地震の揺れでずれた照明を直す手伝いをする為に劇場に向かった。
開場の5分前に強めの余震。
開場を遅らせてまた照明を直した。
そして開場。
募金箱を持ちロビーに立つことになった。
不安な面持ちながらも劇場まで足を運んで下さった皆さんとの再会を喜んだ。
泣きながら喜んだ。
再会初日は客席の半分以下のお客様。
みんな前寄りの椅子に座ってもらって身を寄せ合うようにして観劇してもらった。
明日が当たり前のようにくるとは限らない。
今日生きていること、お芝居ができることが、奇跡的でありがたいこと何だと気付かせてくれた。
今、またエンタメも社会も苦境に立たされている。
でも、明日が来ること、お芝居をやれていたことそもそもが奇跡的なことだと思って、僕はできる限りの準備をして一日を終えたいと思っている。
また明日。もし会えたら嬉しいね。