こんにちは。鍛治本です。
昨日の舞台「背信者」稽古は、一日中転換稽古。
転換稽古?なんだそりゃ?と思われても無理はない。
舞台には、様々な様式があって、映像作品のように細部までセットを作り込むものもあれば、抽象的なセットでやるものもある。
舞台は編集することが出来ないので、一瞬で場面や時間が飛ぶ場合、役者の表現や、照明、音響の変化、観ているみなさんの想像力を掛け合わせて進めていく必要がある。
舞台は劇場に集まった全員の共同作業で完成するもんです。
そうは言っても、舞台上からその想像力を誘う提示をしないと、どうにもならない。
で、今回の「背信者」は、みんなで舞台上にあるものを様々に変形させながら、色んなシーンを表現することになる。
だから、そのきっかけ(タイミング)や、形や、役割分担、交通整理などをする転換稽古が行われたってわけ。
台詞も膨大だけど、その他にやることも膨大。
みんなで作戦会議をしながら、最初から最後まで一通りの転換の段取りを決めた。
今日は、噂では台本第三稿が配られる予定。
少しずつ、少しずつ、変化しながら前に進んでます。