おはようございます
鍛治本です。
「酔鯨云々」の稽古。
一昨日の通し稽古を踏まえて、バッサリとカットした箇所を確認しながら、最初から最後までさらっていく稽古。
台本のカットが入るとシーンの印象がガラッと変わる。
人の出入りが少ない、居たら居っ放しの会話劇だから尚更。
一言、ひと往復会話が無くなるだけで、その人の考え方や、スタンス、性格まで変わってくる。
昨日まで言えていたものが、今日には言えない性格、言えない状況になってくる。
これがなんだか、面白い。
お話の結論ありきで作っていたらこうはならない。
養成所で授業やワークショップをしていると、全体の流れをメタ視線で読み取って、そこに向かって台詞の流れを作ろうとする人がよくいる。
でも、それは台本に従事しすぎだなぁと思ってしまう。
でもそれは自分にも言えること。先なんて誰も分からないからね。
最終的には、どうお見せしたいか一応提出しなきゃいけないけど、まだまだ僕らの酔った鯨はのらりくらと泳ぎます。
写真はただただ酔っ払ってる二人。

お楽しみに!
「酔鯨云々」
2/12(水)〜16(日)
中野ザ・ポケットにて
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