こんにちは
ビニールテープを真っ直ぐ貼ることにはめちゃくちゃ厳しい鍛治本です。
演劇の稽古場でめちゃくちゃ活躍するのが、ビニールテープ。
実際のセットの中でやれるに越したことはないけど、なかなか稽古場でセットが組まれることは珍しい。
でも、そこは演劇。
ビニールテープひとつあれば何とでもなる。
僕は演劇は想像力の芸術だと思ってる(芸術というかごっこ遊びの延長と言ってもいい)。
ここは家の中ですよ、とか、ここは古代ギリシアのコロッセウムですよ、とかを、演者とお客さんの想像力で補って、一瞬で物理法則を飛び越えることが出来る。
そんなことを毎日繰り返しているので、我々役者はビニールテープを引いて、ここは壁ですよと言われると向こうが見えなくなるし、ここは畳ですよとひとたび言われると、そこが土足OKの場所でも靴を脱がないと気持ち悪くなる。
そして、土足OKの板張りの場所なのに、なぜだか、その仮想畳でくつろいでしまう。
段差だってお手の物。
これを床に貼られると、足を上げて通らざるを得ない。
演劇人にとってビニールテープは魔法陣に匹敵する効果がある(魔法陣がどういうものか、よく分かってないけど)
ちなみに赤い矢印は、『出はけ』、つまり舞台の出入口を表している。
よくよく考えたらビニールテープって、日常でそんなに使わないですよねぇ。
子供の頃、プラスチックのおもちゃバットの強度上げる時にしか使わなかったもんな(え?やらなかった??)
『なるべく派手な服を着る』
8月
28日(水)19時☆松尾貴史さんアフタートーク
29日(木)14時 19時
30日(金)14時 19時☆土田英生さんアフタートーク
31日(土)13時 18時
9月1日(日)13時 17時
下北沢 小劇場B1