他者を見つめて、自己を見つける

こんばんは
鍛治本です。

今日は、比較的時間のある1日だったので、こちらにお邪魔してきた。

昨年、ワークショップをやらせてもらったDOVE STUDIOさんの最新企画。

照井健仁と須貝英、盟友二人が頑張っている。

3ヶ月ワークショップをやって、3月に須貝英さんの書き下ろし作品を劇場で上演するというもの。
単発のワークショップでは伝えきれないこともたくさんあるから、長期スパンでやれるのは良いことだし、何より最後その成果を本番という形でお披露目できるのが素晴らしい。
いや、お披露目が目的なんじゃなくて、自分自身の変化が一番わかるのが上演という形なんだと思う。

日々熱心に勉強や鍛錬をしていても、それがなんの為なのかを見失うと、たちまち迷路に入ってしまう。

演技論に詳しくなるためでも、メソッドを深く理解するためでもなく、俳優としてお客さん楽しませるのが、我々の目的で、そのための準備を深めるためにやっているという認識はとても大事。

とは言いながらも、この時期の、上演までまだ時間がある段階での、外部に見せることが目的でない、じっくりと自己と他者を探る時間と空間はとても豊かな時間で、見学できてとても面白かった。

舌の根も乾かぬうちに真逆のことを言うが、お客さんに見せなくたって、上演を目的としなくたって、お芝居や演劇活動、は人を、その人自身を豊かにしてくれる。他者に嫌と言うほど目をむけ、意識を向けることになるし、そうやっているうちに思わぬ自己を見つけることがある。

だから、演劇をやったことがない人でも軽率にワークショップに参加してほしいと思う。

そろそろ自分で主催するワークショップも再開したい。

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