焦るな危険

こんばんは
鍛治本です。

舞台「背信者」の稽古は、細部を点検しながらも、段々と全体をつなげる作業段階にも入ってきた。

今まで、区切って稽古していたそれぞれのシーンが繋がることで、物語全体やそれぞれの登場人物の変遷が見えてくる。
あと、上演時間中の自分の身の置き所というか、俳優としての身体の変化も徐々に把握していくことになる。

そこで発見がたくさんあるのは間違いない。

けれど、注意が必要だとも個人的には思っている。

流れを体感することや、より理解することは大切なことだけど、分かった気になってはいけない

これは、僕ら大人になるまでに培ってきた行動なのかも知れないけど、なんでも「まとめ」たがってしまう傾向がある気がする。
そしてそれを「要するにこういうことだよね」と理解したがる。

でも、果たしてそんなに単純だろうか、否、現実世界で考えて、自分自身のことは、分かっているようで分かっていないことなんて山ほどある。

なんであんなことしちゃったんだろう?なんてこと山ほどあるのではないだろうか。

僕はある。
毎朝、なんで昨日あんなにお酒飲んじゃったんだろう、と不思議に思っている←

だからこの時期、焦る心をグッと抑えて、安直なまとめに走らないようにする、というのが大事になってくる。

本番まであと2週間弱。

まだまだ自分の役を泳がせよう。

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