おはようございます
鍛治本です。
先日、言葉の力についてブログを書きました。
今日は、言葉を鵜呑みにしないっていう話をしたいと思います。
お前、この前と言ってることちゃうやんけ!と思ったそこのあなた、僕にローキックするのは少しだけ待って下さい。
言葉を自分で咀嚼して、実感に繋げるのは本当に大事で、そうじゃないと逆効果になるんじゃない?って話です。
例えば、先日、こういうツイートをしました。
「才能」とか「センス」あとは「普通」みたいな、抽象度が高い言葉は、シンプルに多くの人にニュアンスを伝えるのにめちゃくちゃ便利です。
でも、抽象度が高い分気をつけなきゃいけないのは、その言葉からイメージするものが、人それぞれ違う可能性が高いということ。
あとは、その言葉を使うことで「分かった気」になりやすい。という落とし穴があります。
僕が、最初にこのことに気付いたのは、養成所でレッスン講師をやっている時でした。
発声に有効な呼吸法の説明をしていると、生徒誰もが「腹式呼吸が良い」と教えてくれます。
でも、「じゃあ腹式呼吸って体のどこをどう使って呼吸しているのか説明して」というと驚くほどに誰も説明できないということが何年か続きました。
でも、みんな腹式呼吸習ったことあるって言う。
寝っ転がったら、お腹が膨らむ呼吸ぐらいの認識なんですね(これは完全に教える方の問題)
インパクトがあって誰もが飛びついて使いたくなるような言葉は、気をつけないと具体性を考える機会を閉ざしちゃう可能性があると思ってます。
あと演劇や収録の現場でよくあるのは、演出家や監督からの指示で、例えば「もっと爽やかにやって」と言われたりする時。
その時、演者とディレクションする側がイメージする「爽やか」がビッタリ同じだったらいいですが、違っているのにそれに気付かず自分の思う「爽やか」でやると、「う〜ん、、そうじゃないんだよな」「え?どうしよう!」みたいなパニックに陥るわけです。
一緒に作品を作りながらこの人の思う「爽やか」はどんな要素を集めたものを意味するのかっているのをお互いに探っていく作業が絶対に必要になります。
え?じゃあ、言葉はやっぱり信用出来ないってこと?
僕が考えるには、逆です。
とにかくたくさん言語化です。
今の自分の感情や、状態や、目標、課題、それを解決する行動。
とにかく言語化することを諦めないこと。やればやるほど、どんなに言語化しても齟齬が生まれるということが認識出来ます。
そして更に言語化することを諦めない。
それしか人や自分を理解する方法はないのかもしれないなと思っている次第なのであります(やっぱり語尾が変になるのね)
言葉は、人を笑顔にすることも、傷付けることもできてしまう道具です。
常に使い方を修練しておきたいですよね。
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◯次回出演
「成井豊と梅棒のマリアージュ」
12月17日(木)〜27日(日)池袋サンシャイン劇場
公演詳細http://napposunited.com/mariage/
■ぴあ
https://w.pia.jp/t/mariage/(PC・携帯)
0570-02-9999 【24H対応・自動音声・Pコード:503-616】
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■イープラス
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URL:https://l-tike.com/mariage/
Lコード:34839
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URL:http://confetti-web.com/mariage
0120-240-540 通話料無料・受付時間平日10時~18時
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