おはようございます
鍛治本です。
毎朝、SHOWROOMで生配信していて「言葉」の話によくなる。
例えば、「仕事行きたくないな」とか「なんだか元気が出ないなぁ」って時に(ありますよね?にんげんだもの。かじを)、「仕事行けて最高だな!」とか、「絶好調だぜ!(中畑清さんを知らない方はお父さんお母さんに聞いてみよう)」と、声に出して言ってみるというのをオススメしている。
僕のこのオススメを聞いた人の中には「ふん、そんなことで気分や体調が変わったら苦労しねえよ」っていう人もいると思う。
でも、僕は15年ぐらい演劇をしてきて、この言葉の力みたいなものをすごく実感してきた。
なので、今日は、その声に出す言葉の力について力説したいと思う。
最後まで読んだら壺を購入するサイトに飛ぶ、みたいなことはないので、安心してね(どうしても売ってくれって人がいたら考えます)
人間の感情って脳が感じて、全身に反応の命令を出すらしいんですが(泣くとか、汗かく、心臓の鼓動が早くなる、とかね)、実はそうして生まれた身体の反応自体の情報も再び脳が汲み取って、感情を認識、強化するらしいんですわ(語尾どうした)
つまり、怖いから心臓がドキドキして、そのドキドキが増した状態を感じて脳が「え?持ち主はん、そんなにドキドキいわします?こりゃめっちゃ怖いってことですやん」とさらに感情が高まるみたいな感じ(関西に謝れ)
これは、言葉と感情の関係でもあると思っていて、演劇やってると実感する。
どうしても心が動かない時、とりあえず台詞を言ってみたら(よいこは真似しないでね)、それにつられて感情が変化するってことは結構ある。
仕事行きたくねえなって思ってる時に、「やった今日も仕事できるぜ」って声に出すと、「え?まじ?喜んではるのん?何に喜んでるんやろう?」と脳は勝手に喜んでる理由を探し始めてくれる(西に向けて土下座)
どっちが先かっていうより、感情と言葉、感情と身体、あと言葉と身体も、お互いフィードバックし合ってるんだと睨んでます(ジトッとした目)
あと、実際やってみるとわかるけど、ポジティブな言葉をネガティブな状態の時にいうのって結構な抵抗感が働くんすよ(語尾が定まらない)
でも抵抗があるってことは、何かしらの変化を伴うってことだから効き目が期待できそうじゃない?
何より、声に出して言葉を言うってタダで出来るから、何の変化が起きなくてもちゃらへっちゃらだし、お得すぎるでしょう(浮いたお金で壺買ってください)
ここで注意してほしいというか、誤解して欲しくないのは、嫌なことがあってもネガティブなことを考えちゃいけないってことじゃない。
普段動物の中でエリートぶっている我ら人類の脳先輩。実はめちゃくちゃ素直な一面もお持ちなようで、
「ネガティブなこと考えちゃダメだ、ダメだ」っていうのを「私はネガティブです」っていうシンプル翻訳して自分に言い聞かせて強化してくれちゃうらしい。
「ポジティブにならなきゃ」ってのも「今はポジティブじゃないネガティブ野郎です」って言い聞かせてることになる。
元々、人間は1日に6万回思考してそのうち4万5千回はネガティブなことを考えてると言われてて(ネガティブな方が危険を回避できるから)、それを0にするわけにはいかないので、開き直ったほうがいい。
寒い冬があれば暑い夏があるみたいに、人間の感情にも浮き沈みがあるのは当然の摂理で、どっちかを0にすることなんて出来ない。
けど、寒かったらセーターを着たりダウンジャケットを着たりして防寒するように、言葉によってきっかけを与えてあげることはできると実感してる。
そんなことが実感できる演劇は楽しいよという壺じゃなくて、演劇のセールストークでした。
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〇次回出演
「成井豊と梅棒のマリアージュ」
2020年12月17日(木)〜27日(日)サンシャイン劇場
http://napposunited.com/mariage/
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