こんなはずじゃなかった

こんばんは
鍛治本です。

今日から恵比寿のシアター・アルファー東京に入って場当たり(テクニカルリハーサル)

今回は、のど自慢大会のバックステージで巻き起こるアレコレのトラブルの話だから、基本ずっと歌唱中の音楽が流れ続けている。

その音楽をバックに役者は、曲にタイミングを合わせたり、セリフの音量を調節したりしている。

音楽聴きながら自分達が喋っているセリフのスピードを調節するって、よくよく考えたらすごいことだよな。
みんなすごい!

劇場に入ったら、当然、音の環境も変わるわけで、音楽が流れてくるスピーカーの位置も稽古場とは違う。

その環境に慣れるのが結構大変。

あとは空間の広さも変わるし、壁や天井の材質や、客席の椅子の素材なんかでも、セリフの聞こえ方も変わってくる。

場当たりという時間に、役者は舞台上で喋ってみて、その違いを感じ取って、音の飛ばし方や、音量、言葉の硬さ(一音一音の明瞭さ)を調節する必要がある。

本当に、細かい、1ミリ単位、1秒単位の調整を1日かけてやった。

みんなの修正力が本当に高い。

ふと冷静になると、面白い。

大都会東京の中でもかなりおしゃれな街恵比寿で(さては、お前よく知らないだろ)、汗だくになりながら、大の大人が集まって、1秒単位1dB単位の調整をあーでもないこーでもないとやっている。

子供の頃は、大人になって恵比寿でこんなことしてるなんて想像もしていなかった。

駅前のおしゃれなイタリアン(あるのか?そんなの)でランチを食べ、夜はガーデンプレイスでブイブイ言わせてる(死語)大人になってると思ってたのに……。

でも改めて思った。

劇場でのこの時間嫌いじゃない。

明日も朝からキリキリとリハーサルは続く。

夜はいよいよ、お客さんと会える。楽しみにお待ちしています。

駆け込み大歓迎です。公演3時間前まで予約可能です。

公演詳細 http://www.agarisk.com/shineshow/

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