こんばんは
鍛治本です。
『クローズ・ユア・アイズ』稽古16日目。
今日は、まず稽古初めに『衣裳パレード』
衣裳を着て街なかを踊りながら練り歩くわけではありません。
俗に言う「衣裳合わせ」のことです。
衣裳のサイズやそれぞれの役のイメージに合っているかだけではなく、登場人物同士の色味のバランスなども見るため、同じシーンに出ている役者が衣裳を着てずらりと並ぶところから、『パレード』という名前になったと推察されます。
この呼び名、キャラメルボックスだけか思っていたら、外の現場でも割とよく使われる名称だったりします。
で、その衣裳パレード、最初は冒頭のダンスシーンの衣裳から。
ダンスシーンは、天使と人間が半々なので、衣裳もまた独特。それでもとっても素敵。
冒頭のダンスシーンから始まって、1場から順に着替えがある人は着替えながら、並んではチェックしてもらう、サイズやその他に問題がある人はここで申告しておく、OKが出た衣装は記録として写真を撮る、というのを繰り返す。
大正時代が舞台なので、着物と洋服が入り混じっていてとても賑やか。
僕の衣装は、何だかスタイリッシュ。
そういえば、昨日記念館に行った佐伯祐三さんもとってもとってもおしゃれだった。
新人の時は、この衣装パレード、なかなか衣裳を着こなせなくて、難航することがよくあった。
OKが出るか不安なもんだから、不安そうなまま、演出家の前に立ち、その全身から出てくる不安オーラが、どんなおしゃれな服も飲み込んでしまい、何だかしっくりきてないねぇ。となる悪循環。
それに比べたら、今回の衣裳はピッタリマッチして(自分で言うのはなんですが)、より役に近づけた気がします。
スタッフの皆さんの力って本当にすごい。
衣裳部の林の貴子さんは、立派に衣裳パレードを仕切っていた。
劇団員みんな、いつの間にこんなに仕事ができるようになったんだろう(偉そう)
稽古の方は、今日は、8場9場、9場10場、10場11場、11場12場、12場13場、13場14場、14場と後半のシーンをしりとり稽古。
相変わらず、今からどこのシーンをやるのか、途端に分からなくなり、1人上手にウロウロ下手にウロウロ、迷子になっていた。
しかし、稽古もあと残り8日(えー!!??)
もうすぐ怒涛の通し稽古が始まる。
佳境突入。
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