幻想を目指す

こんばんは
鍛治本です。

今、目下取り組んでいるのは、昨日もお伝えしたようにムシラセ『眩く眩む』ですが、その次に参加する『未開の議場 2023』もすでに走り出しています。
というか、こちらは従来の主催者がいる形の興行ではなく、出演者全員で１から立ち上げるという企画なので、大分前から準備が始まっています。

１から、というか、資金的には０からのスタートなので、資金集めもしなきゃいかんということで、クラウドファンディングにも挑戦しています。

その一環で今週末26日(土)21時から、出演者の一部とお客さんでのオンライン飲み会が開催されます。
僕も稽古休みを返上して参加しますので、是非飲みに来てください。
語り合おう！！オンラインだから、もちろんおひとり様の参加大歓迎！！

お申し込みはこちら→https://mikaionline.stores.jp

で、数ヶ月前から、毎週話し合いを重ねて重ねて準備してて思うのは、「めっちゃ大変」ってこと。

いや、そんなの参加する前から分ってはいたけど、想像以上の大変さです。

決めなきゃいけないことは山ほどあるし、次から次へと問題は起こるし、意見がメンバーで割れることもしょっちゅう。

スムーズにいくことなんて一つもない！！！

それは、今、ムシラセの稽古をしてても感じることで、手探りで進んで、進んだと思ったら後退して、気づけば振り出しに、みたいなことの連続。

でも、そういうもんなんだと思うんです。最近。

一人でやってるんじゃないんだから、意見が違うことなんて当たり前だし、スムーズにいかない方が自然だし、共通言語なんてそんなものどこまでいっても存在しないんだと思う。

スムーズにことが進んだり、共通言語が構築されていると感じていた瞬間は、とっても小さい部分を切り取った場面や狭い関係性で感じられるだけのことで、幻想なんですよ、きっと。

その陰では違和感を隠して合わせている人がいて、その先には、大きな齟齬が生まれる可能性が高くなる。

だから、共通理解を増やすために言葉を尽くして、スムーズを目指してゴツゴツと問題に取り組む。
その繰り返し。

でも結局のところ、だから僕は演劇を続けている気がしています。

分かり合えないかもしれないけど、分かろうとする。
辿り着かないかもしれないけど、進もうとする。

そういう演劇とそういう人生にしたいです。

ひとまずオンライン飲み会で語り合って分かり合った気になりましょう。
お待ちしています→https://mikaionline.stores.jp

チケット情報

◎ムシラセ『眩く眩む』
2023年9月6日(水)-10日(日)
劇場MOMO
作・演出　保坂萌

全席指定席
取り扱い　カンフェティ
http://confetti-web.com/mabayukukuramu

【キャスト】
藤尾勘太郎
谷口継夏
鍛治本大樹（演劇集団キャラメルボックス）
小島あやめ
岡野一平
瀬戸ゆりか（青年団）
つかてつお

有薗芳記

【日程】
9月6日(水)19:30
9月7日(木)19:30
9月8日(金)14:00/19:30
9月9日(土)13:00/18:00
9月10日(日)12:00/16:00

全席指定席・前売り　4300円/ 当日　4500円
★スペシャルチケット　10000円
選択キャストのブロマイドセット
藤尾勘太郎デザイン非売品Tシャツ
※グッズは終演後受付にてお渡しします

【スタッフ】
脚本・演出・写真　保坂萌
舞台監督　大石晟雄（劇団晴天）・加藤葉月
舞台美術　藤尾勘太郎・輝蕗
宣伝美術　藤尾勘太郎
照明　保坂美沙（C.A.T）
音響　大貫誉
楽曲　Renn Saito
演出助手　廣川真菜美（maars inc.）　日野あかり（日本のラジオ）
宣伝動画　つかてつお
制作　小泉美乃（合同会社soyokaze）