こんばんは
鍛治本です。
10年に一度の寒波が日本列島に襲来しているそうですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
うちに唯一ある小型ヒーターは、真っ先に飼い猫のちまきに占領されてしまいました。
そんな今日は、またまた所属事務所の養成所のレッスン。
今日は、10月に入ってきたはじめましての皆さんと。
みんな、素直で明るい。
その明るさを忘れないでほしい。
段々とお芝居の何たるかを考え過ぎて、小難しい顔をするようになってしまう人が多くなる。
考えるのは悪いことじゃないし、むしろ役者の仕事の大半を占めると個人的には思っている。
けど、考えているようでいて、ただ悩んで一歩も進んでないか、同じところをぐるぐる回ってしまっている状態になっていることがままある。
それも含め良い経験なのかもしれないが、こちらとしては、自分で考える習慣を身につけて、少しでも行動に反映させてほしい。
だから、レッスンでは演技論ではなく、抽象から具象へ、とか、問題抽出→分析→行動、みたいな思考訓練ばかりやっている。
感覚だけでやってきた生徒は頭を使い過ぎて混乱することもある。
でも、感覚を大事に、感覚を扱う仕事だからこそ、言語化、具体化できるものは徹底的に言語化した方がいいと思っている。
こちらも、段階を見極めながら、伝えることを精査していかなければ。
ついついたくさんのことを共有したくなるが(吸収が早いとなおさら)、教える側のエゴになってしまってはいないか、常に点検するようにしたい。
明日はプレーヤー。1月の大仕事が一段落する予定。気を引き締めていく。
では、皆さん暖かくしてお休みください。