お能すごいよ

こんばんは
鍛治本です。

先日、能楽師の林本大先生のお話が聴けるワークショップに行ってきました。

これは、空晴という関西の劇団の岡部尚子さんが東京で開催したワークショップ内で企画されたもの。

近年の岡部さんの劇作は、かなり能の影響を受けているそう。

実は、昨年もお誘い頂いて、林本先生のお話を聞く機会があった。

先生は、お能を分かりやすく解説する講座『能meets』というのを大阪と東京でやられていて、最初のお誘いがそれだった(どうやら僕は「ノーミーツ」というネーミングに縁があるらしい)。

もう、衝撃の一言。

今まで、なんだか難しいという印象だけだったお能が(いや、実際難しいです。奥が深すぎるし……)、林本先生のお話によって身近に感じられたし、何より、その表現の豊かさに正直震えました。

極限まで、表現しない、表情一つ変わらない、ゆっくりすり足をしているだけ、少し手が動いただけなのに、間近で実演して頂くと、内側で身体的にも感情的にも大変なことが巻き起こっているのが伝わってきて、目が離せないし、何もないはずの空間に、景色が広がるんです。

稽古し尽くされた身体で、限界まで削ぎ落とした表現を使って、僕らの想像力を引っ張り出している、空間を共有してくれている、そんな感じ。

ちょうど、昨年ぐらいから、自分の演劇生活の中で、表現しない表現というものに興味があって、そのタイミングでお能にそうやって出会ったものだから、もはや虜です。

でも、林本先生も岡部さんもおっしゃってましたが、やっぱりちゃんとお能を楽しむには、基礎知識や、作品への事前理解が必要で、気軽に行って楽しめるほど甘くはないんだけど、解説を聞いて(今回は解説もあった!)、謡を聴いたり、舞を観たりすると、めちゃくちゃ面白くて、どんどんその魅力に取り憑かれそうです。

でも、やっぱり一番は、役者として、その洗練された動きの中に、激しい感情が内包されている凄さに惹かれます。

こんな豊かな演劇が日本にあって良かったって心底思いました。

またぜひ参加したい。

皆さんもぜひ。一般の方も参加できます。

能meetsさんのFacebookページはこちら
https://www.facebook.com/profile.php?id=100041911120275

写真は、去年見せて頂いた能面。
ぞくぞくしました。

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