『眩く眩む』終わって

こんにちは
鍛治本です。

ムシラセ『眩く眩む』が終演して1週間以上経過しました。

昨日からは『未開の議場 2023』の稽古が始まりました。

かといってはい!次!とはなかなかいかないもんで、いや、感傷に浸るほど若くもなく、仕事としてやっている以上次があるからには取り組んでいかなければいけないんですが、しっかりと次に進むためにも何か書き記しておくことは大事かなと思って書いています。

周りくどい前置きが長くなったけど……

ムシラセ『眩く眩む』とても楽しい公演でした。

ほぼほぼ同年代の保坂さんと藤尾の勘ちゃんの企画。

きっとこれまで演劇界を生き抜いてきて、感じることもそれぞれでありながら、おんなじような体験もしてきていて、疑問に思ってること、これから先の創作活動への期待、みたいなことを勝手に共感した公演期間でした。

楽しいながらも、題材と共に、実際の稽古や本番でも、「集団で創作することの難しさ」みたいなものはやっぱり感じたりもして、でもそこに演劇のやる意味を僕は感じているなぁとも再確認できた時間だったなと。

道を突き進むとはたと孤独を感じたりすることもあるので、みんなで一緒に作る、というのはやっぱり良いもんです。

兎にも角にも友達(と僕は思っている)との創作活動で、あれだけのクオリティの作品を世に出せたのは単純に嬉しかった。

上手く言えないんだけど「プロ意識を持った友達」って「ホットのアイスコーヒー」「座って立ち読み」みたいな感じでなかなか成立しづらい気がしてて、でも今回の座組にはそれがあったんじゃないかなと思ってます。

あてがきされた渡辺謙信は、仕事ができるんだけど、のらりくらりしてるモテおじさんで、なんだか良いイメージで書いてもらってすんませんねぇ、と言いたくなる人物でした。

そうか、こう振る舞えばモテるのかと学習できたので、これから爆裂にモテると思います。
芸名を渡辺謙信にしようか検討中です。

モテ度では、本人と役では雲泥の差ですが、根っこにある考え方はとてもとても共感ができて、ピッタリあつらえてもらったスーツのように違和感なく言葉が出せる役でした。
書いてくれた保坂さんに感謝。

で、その『眩く眩む』、4台のカメラで撮影、編集した映像版が配信中で、明日21日23時59分まで販売中です。

https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=74556&

14日間視聴できます。

慌ただしくも、一つ一つ丁寧にやっていきますんで、一つ一つ見てもらえると嬉しいです。

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